SUMMER CAMP meets SAKAI MEETING

チームSAKAI MEETINGとチームSUMMER CAMPとのWEB対談が実現!
同じ志を持った仲間との対談は必須です!

【SUMMER CAMP meets SAKAI MEETING】

TEXT:荒金良介

●今回は「SUMMER CAMP」、「SAKAI MEETING」主催者同士の対談ということで、まずGOOD4NOTHINGは去年もそうですが、「SUMMER CAMP」に何度も出演してますよね?

MAKKIN 「SUMMER CAMP」は歴史が長いもんね。ようクラブチッタ川崎でやってたよね?
ヨッキ あと、大阪はベイサイドジェニーとかね。
MAKKIN ああ、そうか! 懐かしい。
ヨッキ UZUMAKI、サブロク(3.6MILK)とか出てた。
U-tan 打ち上げでめちゃくちゃしてたもんな(笑)。
ヨッキ それはこっち(マサ)だね。
マサ ははははは。
TANNY 毎回ライヴもめちゃくちゃにやらせてもらってます!
MAKKIN 今でも残ってるバンドが多いもんな。「SUMMER CAMP」はずっと続いているバンドが多く出てるイメージですね。

●それは言えますね。

MAKKIN 「SUMMER CAMP」はクラブチッタ川崎でやっていた印象が強いなあ。
ヨッキ 最初は渋谷オーイーストでやって、3回目ぐらいにクラブチッタ川崎に移ったんだよね。
MAKKIN 呼ばれへん時もあったしな。
マサ ふふふふ。
MAKKIN 最初の頃は縁がなくて、あまり誘われなかったのかな。
マサ そうか、大阪で出てもらって、しばらく間が空いたのか。
MAKKIN そうそう。大阪ビッグキャットには出たと思う。

●「SUMMER CAMP」側から見て、「SAKAI MEETING」はどう映ってます?

マサ GOOD4NOTHINGはそれまで大きな企画はやってなかったでしょ? だから、ようやく重い腰を上げたのかなと。少年ナイフがラインナップにいたり、面白いなあと思いながら、ここ2、3年は見てますね。
TANNY それを言うなら、これはどうなんですかね?(ケータイで去年の「SUMMER CAMP」のシークレットゲスト・松崎しげるさんと記念撮影した自分たちの写真を見せる)
マサ&ヨッキ はははははは。
TANNY そういう意味では似たところもあるんかなと。アッ!と驚くゲストを用意してくれるじゃないですか。だから、夢があるなと。
マサ それは嬉しいね。
TANNY このケータイの写真は消さへんからね。実家に帰った時にすぐ父ちゃん、母ちゃんに見せたからね(笑)。
マサ そういうのは親御さん納得するもんね。
TANNY 「やっぱり黒いねえー!」言うて。
全員 ははははは。
U-tan ヨッキ君とマサの馴れ初めはどういう感じなん?
マサ ヨッキがバンドやってたの知ってる?
U-tan えっ、何てバンド?
ヨッキ BROWN BAGGERというミクスチャーのバンドをやってたんだけど。
マサ GOOD4NOTHINGとはライヴをやってないかな。大阪だとUZUMAKI、SUCK DOWNとはやってたけどね。
ヨッキ あと、STALE FISH GRAB、GLADIATORとか、その世代のバンドとよくやってたかな。
MAKKIN その頃は完全に大阪ベイサイドジェニー、難波ロケッツとかでキッズとしてライヴを観てた側やから。
マサ 俺の予備校時代の友達がMISSILE GIRL SCOOTに入って、俺もライブに遊びに行くようになって。よくBROWN BAGGERと対バンしてたから、それで知り合ったんだよね。
TANNY その頃からの付き合いや。
U-tan それから「SUMMER CAMP」をやろうと思ったん?
マサ 下北沢シェルターで企画イベントを2人で始めて、それこそUZUMAKI、BENTROOT、THE SURF COASTERS等を呼んで。それとは別軸で当時はクラブでパンクイベントもあったから。後にTHE BAWDIESの事務所の社長になった人がそれをやってたんだけど、その3人で始めたのが「SUMMER CAMP」なんだよね。
ヨッキ 小さいイベントが2つあって、お互いに協力したら、大きなものができるんじゃないかと。 MAKKIN その頃はほかにどんなイベントがあったんやろ。
ヨッキ 大阪だと「リズムライム&コア」とかじゃない?
MAKKIN ああ、俺らはキッズやったわ。あと、オールナイトのイベントも多かったよな。
TANNY 当時はミクスチャーバンドが多かった気がする。
マサ 今のラウド系バンド以上に多かったね。初めて「SUMMER CAMP」という名前でやったのは00年かな。
MAKKIN 俺らは00年だと、20歳ぐらいか。
TANNY 「SUMMER CAMP」は15年やって来たのか。
マサ でも俺らは休んだ期間もあったから。今回で11回目になるんだけどね。5回休んだのかな。
ヨッキ 「SAKAI MEETING」はどういうきっかけで始めることになったの?
U-tan 「SUMMER CAMP」をやり始めた頃の世代と違って、既にフェスもたくさんある状態で、バンド主催の10-FEETがやってる「京都大作戦」、大阪ではPANとSABOTENがやってる「MASTER COLISEUM」とかあったから。で、俺らはTHE CHINA WIFE MOTORS、locofrankと堺でイベントをやってたけど、なかなか継続が難しくて。で、どうする?とKAJITAと話したときに、THE CHINA WIFE MOTORSとウチでタッグを組んだら、面白いんちゃうって。堺にはGARLIC BOYSがいたから、Larryさんにも普通のフェスと同じことをやってもアカンやろって。それで堺ならではのメンツを打ち出して、2013年からやり始めた感じかな。
TANNY 基本はU-tanとKAJITAがよく飲みに行ってて、夢物語が現実味を帯びたという。お酒の勢いも借りてな(笑)。
U-tan 最初にタッグを組むことのデメリットみたいなことも話し合って。
MAKKIN 意思確認みたいなものをしたもんな。
U-tan THE→CHINA WIFE MOTORSは硬派やけど、ウチらは軟派に見られるところもあるから、そういうバンドと一緒にやるリスクとかね。
マサ バンドのイメージって付いて回るもんね。
U-tan うん、内面はお互いに理解しているけど、それを外に向けてやるときには、こんなことがあるかもしれないみたいな。それを全員で飲み込んだ上でやろうと。
マサ 逆に俺らはバンドじゃないから、最近はブッキングしているときにバンド主催のイベントと、そうじゃないイベントだと、ウチら的にはキツイなって。

●どの辺がキツイんですか?

マサ バンド主催のイベントはお客さんから主催者が見えるでしょ。だから、バンドも納得しやすいし。普段バンド同士で一緒にツアーまわったり、距離も近くなるから次のアクションを起こす時にも賛同してくれやすいのかなと。
TANNY そっちはそっちでありますなあ(笑)。逆にほかにないから面白いけどね。外から見たら、それを武器にしてる感じもするしね。
マサ ああ、そう? 武器になってるのかなあ(笑)。

●どっちもプラスマイナスあるような気がしますけどね。

TANNY 「SUMMER CAMP」、「SAKAI MEETING」に共通しているのはタッグを組んでやってるところかなと。
マサ 一人でやれないでしょ? さすがにキツイもんね。
ヨッキ 特に規模が大きくなるとね。
TANNY ひとバンド、一人やったらできへんことでも、チームでやったらでかいことができるやろうと。
マサ それはあるね。出演者も一人で決めると、偏ってくるしね。
TANNY 「SAKAI MEETING」に関しては、お互いのバンドが解散したり、活動のペースが落ちても、常に堺にはこういうイベントがあるという状態にしたくて。俺らもこの先10、20年、いつまでやれるかわからないし。そのときに地元の後輩のイキのいい奴にフラッグを渡せたらいいなと。だから、コンスタントに続けないといけない。
マサ ほんとうにそうなったら面白いよね。
TANNY それは夢かなあ。
MAKKIN それができたら、ほんまに凄いよな。

●最初からそういう考えを持ってました?

TANNY 全員で話し合ったときに、それは話題に出ましたね。
KAJITA 僕らもU-tanが言ったような、デメリットの部分も話し合いました。お互いにずっと違う土俵でやってきたし、僕らは海外に行くこともあるから。そこで海外のバンドを引っ張ってくることもできるし、「SAKAI MEETING」の名前で海外でもイベントをやれたらいいな、という話もしましたね。で、若い衆がそろそろバトン渡してくださいと言われたら、気持ちよく渡せる状況にしたい。
TANNY イベントのフラッグは残していきたいですね。
マサ 今は2バンドでやってるけど、そこに新しいバンドが入ることはありえるの?
KAJITA locofrankは俺ら2バンドがやるとなったときに、「なぜ混ぜてくれへんの?」って言われましたけどね(笑)。
U-tan 普通ならウチとlocofrankかもしれないけど、そうじゃなくて、もう一つ先の話をしてるからって。
MAKKIN locofrankには打ち上げの幹事をやってもらってます。
マサ どういうポジションなんだよ(笑)。
MAKKIN 去年はキノちゃん(Tatsuya)がキノ鍋で出店ブースを出しました。
ヨッキ マジで?
マサ 凄いなあ(笑)。
U-tan 4年連続で出てくれる大阪の先輩バンドがいたり、仲間や後輩のバンドも、みんな俺らの気持ちをわかってくれてるから。一緒に作ってる感覚はありますね。だから、イベント自体は残したくて。
マサ 引き継いでくれる後輩は出てくるかなあ。
U-tan このイベントに出たい、このステージに立ちたいとは言ってくれるんですけどね。来年は俺らの世代で回したいというチーム感ができれば、街自体が活性化するかなと。
MAKKIN 「SAKAI MEETING」をやることで、堺のバンドが増えれば、そこで鎬合いができるやろうし、そうなればいいなという気持ちはあります。「SAKAI MEETING」を観て、俺らもバンドやろうと思ってくれて、音楽シーン自体が盛り上がってくれたらいいですね。
U-tan あと、ジャンル関係なく、こことここが一緒にやっても別にいいんやって。それを肌で感じさせられることができたらいいなと。
マサ もはや出たい!と言ってくるバンドもたくさんいるんじゃないの?
TANNY 有り難いことに、結構逆ナンされます。
全員 はははは。
U-tan 俺らはバンド主体やから、フェスみたいにケータリングががっちり揃ってるわけじゃないし。それをわかってくれて、出たいと言ってくれるのは嬉しいですね。

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●改めて、「SUMMER CAMP」をやり始めた頃はどんなことを考えてました?

マサ 俺らの単純な動機は「DEVILOCK NIGHT」。そこに追いつけ追い越せみたいな。
ヨッキ 「DEVILOCK NIGHT」世代のあの感じを、自分たちの世代でやりたいなと。
マサ 俺らは「SAKAI MEETING」みたいにこのバンドとこのバンドが組むことで、メリット・デメリットみたいなことも全く考えなかった。ただ、「DEVILOCK NIGHT」を俺らの世代でやりたくて。
MAKKIN まだ若かったやろ?
マサ うん、当時は22歳ぐらいだから、何も考えてないもん。
MAKKIN 俺らはまあまあ歳がいってからやり始めたから。考えも深くなるしね。
TANNY 石橋を叩いて叩いて。
MAKKIN ははは。俺らは慎重に慎重を重ねて。
ヨッキ 今年、「SAKAI MEETING」は会場が違うんでしょ? 規模がでかくなったのかな。
MAKKIN でかくなりました。
TANNY 気持ちとは裏腹に(笑)。

●そうなんですか?

U-tan 前の会場で3年やってきたけど、使えない状態になっちゃって。それで移動を余儀なくされて。
MAKKIN 5年後ぐらいに考えていたことが、急に今年になったという。
マサ なるほどね。キャパ的にはどれぐらい増えたの?
U-tan いつもは3千人ぐらいでやっていたけど、少し増えて、それに合ったキャパを会場に作るという。
マサ 大きくなったんだね。
MAKKIN 広げようと思ったら、いくらでも広げられるから。
TANNY 2万とか行ってしまうから(笑)。
マサ へー! すげえな。
KAJITA チケットは絶賛発売中です!
U-tan 拡散しよ、拡散!
ヨッキ お互いにね(笑)。

●「SUMMER CAMP」は昨年初めて野外でやったわけですけど、感触はどうでした?

TANNY 出演した側としてはめっちゃ良かった! かなり参考にさせてもらってます。ステージ周りも斬新やったし、こっそり見まくってました。
マサ 怖いなあ(笑)。個人的には野外と屋内ではバンドというより、お客さんの印象がだいぶ違うんだなと。

●何が違うんですか?

マサ クラブチッタ川崎でやってもこっちはお祭り騒ぎになるけど、お客さんは野外じゃないと、お祭り騒ぎにならないのかなと。
TANNY ああ、それはあるかもね。だって、松崎しげるさんのときにダイバーいたからね。
全員 ははははは。
TANNY 去年「SUMMER CAMP」は初の野外やけど、全然違和感がなくて。ずっと野外でやってました、というくらい居心地は良かった。
SUNE 去年の「SUMMER CAMP」はキャパどれぐらいなんですか?
マサ 5千人。
MAKKIN 5千人入ったの?

●ソールドアウトしたんですよね。

ヨッキ ゲスト入れて、5千5百人だった。俺らもビックリしたからね。あんなに人が来るとは思わなかった。
MAKKIN 「SUMMER CAMP」は今年も同じとこ?
マサ そう。去年、GOOD4NOTHINGは前日が名古屋だったんだよね?
TANNY そう、結構タイトやったのは覚えてる。夜になったら、全員ベロベロになってた(笑)。もともと泊まる予定はなかったけど、「SUMMER CAMP」が楽しすぎて、寝ていこうかって。
全員 ははははは。
TANNY 俺とU-tanは渋谷の駐車場で車の窓開けて寝てたら、朝イチに警察に職務質問された。「お兄さん、脱法ハーブとかやってないよね?」って。
全員 ははははは。

●今年も2年続けて「SUMMER CAMP」は野外になりましたね。

マサ 野外でやりたいとは思ってましたね。ただ、会場を押さえられたのが11月ぐらいかな。
ヨッキ ほかの場所も候補にあったけど、やっぱり同じ場所がいいんじゃないかと。
MAKKIN 駅も近いもんな。あれはいいよな。
マサ 立地と規模感がちょうど良くて。あれ以上、規模を広げると、集客面で考えなきゃいけないことも出てくるから。俺らが楽しいと思える感覚とのバランスを考えると、今はあそこがちょうどいいかなと。

●ヨッキさんはどうでした?

ヨッキ 楽しかったですね。それぐらいかな、残っているのは(笑)。
MAKKIN それが一番いいよ。
マサ 棚ボタという言い方はヘンだけど、初の野外にしては出来過ぎたところがあるから。今後が怖いなって(笑)。落とし穴がいつか来るかもしれない。

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●「SAKAI MEETING」は回数を重ねて、変わってきた部分というと?

KAJITA 今年から野外に移ってしまったので、3年間作ってきたものが一気に崩れて。

●崩れて(笑)。

KAJITA ほんまゼロから作り直さないといけないなと。「SUMMER CAMP」みたいに初の野外で楽しかった、と俺らも言えるようになりたいですね。
マサ 特に最初の野外は絵が見えないでしょ? やったことがないから。
TANNY 天気も気になるしねえ。
ヨッキ 雨だけはねえ…。
マサ 去年やってみて、当日に景色を見て、ああやってるんだなと思ったからね。それこそGOOD4NOTHINGが一番目にやってるステージを確認して、野外でやっているんだなと。
TANNY 去年の「SAKAI MEETING」も、終わって一週間後にやったなあと思うからね。
マサ ああ、それすっげえわかる(笑)!
TANNY 気持ちが落ち着いた瞬間にようやく大きなことやったんやなあ、と実感が沸く。
マサ バンドは自分たちで企画しつつ、ライブもするでしょ? だから、余計に緊張は続くよね。
MAKKIN 逆に「SUMMER CAMP」はどこが気持ちいいん?

●どこが気持ちいい(笑)。

マッキン どこに快感を覚えるんかなって。バンドやったら、自分たちが最後に出て、その光景を見て感動できるけど。
ヨッキ テンションが上がったのは前日に仕込みで会場に行くでしょ。単なる更地にステージが立ってる!みたいな。
MAKKIN 裏方みたいな気持ちで感動するの?
マサ それもそうだけど、俺はキッズの時に憧れていた光景がここにあるみたいな。昔の自分を思い返して、嬉しくなる。自分が見てきたものを、少しは自分が作れてるのかなという喜びがあるから。それで昔の自分みたいに感じてくれる人がいたらいいなって。そしたらまたこういうシーンが続くのかなって。まあ、屋内でやるのは何となく想像ができるけど、更地から始まると、結構グッと来るよ。
TANNY そこにあるものは全部自分たちで手がけてるものやもんね。
ヨッキ 会場に近づくにつれて、あの大きなテントはウチらのイベントだよなって。
SUNE 「SAKAI MEETING」をやり始めてから、ほかのフェスに出ると、見方が変わりましたからね。この動線やばいぞ!って。
全員 ははははは。

●そうなりますよね。

TANNY 設備にイチイチ感動できますからね。あっ、めっちゃ水置いてるって(笑)。
マサ 確かにそうだね。いろんなバンドがフェスをやり始めたから、バンドもそういうところを見るのかなと。
TANNY ええことやと思うけどね。仕掛けてる側の気持ちもわかると、さらにイベントも良くなって、相乗効果が生まれるやろうし。
マサ そうだね。まあ、正直、俺らはバンド主体のイベントに負けたくないという気持ちはあるけどね。バンドは裏方の顔と当日は演奏もするわけだから、それに負けたくないなと。
ヨッキ また違うところで良さを出せたらいいよね。
TANNY それで松崎しげるも呼べると(笑)。
ヨッキ あれをやってしまうと、次のハードルが上がるんだよねえ。
TANNY それは去年も言ってた(笑)。
マサ 俺らにも基準があって、何も繋がりがないところに一見さんでお願いするのはやめようと。芸能人の事務所を調べて連絡するところまではやってない。
TANNY 松崎しげるさんも繋がりがあったんでしょ?
ヨッキ そうだね。俺とマサの繋がりの中で、楽しさを膨らませる要素があれば繋げていきたい。
マサ うん、特にここ何年かで痛感したのは、自分たちの繋がりに関係なく呼んでしまうと、ほかのフェスと同じになってしまうから。繋がり=自分たちの色みたいな。それでいいのかなって。
MAKKIN それが「SUMMER CAMP」っぽさになってるもんな。

●繋がりを大切にしている意味では、「SUMMER CAMP」はバンド主催のイベントに近い雰囲気はありますよね。

MAKKIN そうですよね。昔から繋がりのある人が出てるし、それにプラスして2人が出会った若いバンドも出てる。俺らもそれに近いから。
TANNY 「SUMMER CAMP」は絶妙に緩くて楽しいです。幸せな時間を過ごさせてもらってます。
MAKKIN バンドからすると、バックヤードが楽しいのが一番やもんな。
マサ 最近は特にバックヤードもみんなすごく考えてるでしょ? ないがしろにはしないけど、もういいじゃんというわけにはいかない。昔と比べて、お客さんのことも考えなきゃいけないから。そこは難しいなと。
TANNY フェスが増えてるだけに比較対象が多くなるやろうしね。ここと比べたら、あそこの方が良かったって、観に来る人は勝手にジャッジするやろうし。あまりにも劣悪だったら、もういいわってなるやろうしね。

●今年のお互いのラインナップに関してはどうですか?

マサ 正直言うと、ノリで出せないというか。ちゃんと活動してるバンドに出てもらいたいという気持ちがあるんですよ。全バンドが気持ちを横並びにして、ぶつけ合えるような雰囲気を作りたくて。それと、1バンドくらいはあまりみんなに知られてないバンドを呼ぼうと。

●今年で言うと、VVORLDですね。

マサ そうですね。まだ知ってる人は少ないけど、かっこいいバンドだから。そこはあくまでライヴハウスの延長線上という考えですね。
U-tan そこも一緒やね(笑)。
KAJITA 「SAKAI MEETING」は僕ら発信ではフェスと言わないので。
ヨッキ ああ〜、そこ俺たちも一緒!
KAJITA GOOD4NOTHING、THE CHINA WIFE MOTORSプレゼンツとも打たないんですよ。やっぱりライヴハウスの延長で、バンドが集まってるという考えなので。僕らの知り合いのバンド、GOOD4NOTHINGの知り合いのバンドを集めようと。で、お互いに知らないバンド同士は挨拶して、当日はみんな知ってる状態にしようと。ほんまバンド主体、ライヴハウス主体、という部分は一緒やと思いますね。
U-tan 去年a flood of circleが出たときに、「SAKAI MEETING」でHEY-SMITHと仲良くなって。他の場所でa flood of circleとHEY-SMITHが一緒にライヴをやったときに、連絡をくれたんですよ。それは嬉しかったですね。だから、ウチらもTHE→CHINA WIFE MOTORSも次の「SAKAI MEETING」に向けて、いままで以上にアンテナを立てるようになったから。

●それはいい話ですね。

マサ それは俺らも一緒だね。1年間いろんなライヴハウスに足を運んで、いいバンドがいたら、頭の片隅に置くからね。
TANNY 現場主義で叩き上げという部分では一緒やね。で、先代がやってくれたあんなこと、こんなことを自分たちがやる側に立ったら、こういう風にしようって。人数とディテールが違うだけで、マインドは一緒。
ヨッキ フェスって言わないところも一緒だしね(笑)。
マサ 俺らも言われ出したからというのもあるけど、フェスって言われると、痒いもんね(笑)。
MAKKIN 俺らは今年から野外でやるようになったからな。 ヨッキ そうなると、余計にフェスって言われるようになると思う (笑)。
U-tan お客さんにしてみたらフェスなんやろうな。それはそれが入り口になってくれたらいいなと。で、実際の内容を見てくれたら、ライヴハウスの延長ってわかってくれると思うから。
マサ そうだね。
MAKKIN お客さんが見て楽しんでくれたら、呼ばれ方は関係ないやろうけどな。
TANNY だからこそ、主催者が言い続けることが大事なんやろうな。それでお客さんが違う観点で見てくれて、もう一歩踏み込んだところで楽しんでくれたらいいなと。「SUMMER CAMP、SAKAI MEETINGはフェスちゃうんやで」ってお客さん同士が話して。
全員 はははは。
U-tan それでライヴハウスに行ったことある? 行こうやって思ってもらえたらいい。
ヨッキ ライヴハウスに行ったことない人からすると、怖いというイメージがあるかもしれないからね。それでこういう場を経て、ライヴハウスに来てくれたらいいよね。
U-tan ウチらが入り口で、そうなったら最高やね。

=SUMMER CAMP 2016=
2016/05/14(SAT)
お台場野外特設会場
OPEN 8:00
START 10:00
http://www.samacan.com


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